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最終更新日:2007年3月26日

検証!電子確定申告2007~その2~

2004年に始まった電子確定申告も今年で4年目。ようやく国税庁・税務署の方々も普及へ向けて活発なPRを始めましたね。これに伴い、当相談所でも税理士さんや税務署の方からさまざまなご依頼やご相談を承ったり、また逆にアドバイスをいただいたりしました。いろいろ貴重な経験をさせていただいた2007年の電子確定申告。申告期間はまだ始まったばかりですが、さっそく検証と評価の記事を掲載させていただくことにしました。

■電子確定申告をとりまく周辺事情

前ページで書かせていただいたとおり、「電子確定申告そのもの」の利用メリットは、初年度から一貫してあまり変わってはいません。(手続きの運用や利用上のサービスが良くなったのは確かですが・・・)

けれどもこの4年間の間に、これを取り巻く周辺事情が大きく変わってきました。皆さん、お気づきでしょうか・・・・?

パスポートの電子申請廃止

コストに対して実際の利用者があまりにも少ないということで廃止になりましたね。これは衝撃でした。行政手続が電子化し、電子政府というものが徐々に広がっていく中で逆風になるかも?とも思える出来事でした。e-TAXの利用普及PRが活発になったのは、このことがあって、というのも理由の一つだろうと思います。

電子申請・電子入札などの普及

一方、電子入札制度や、市役所・県庁などでのさまざまな申請の電子化もどんどん進んできました。いまやちょっとした申請ならわざわざ役場へ行かなくても、ホームページ上から申請書をダウンロードするだけでOK、というのが当たり前になりつつあります。

(電子入札・電子申請などについてはこちらで解説しています→電子入札って何?)

買い物や商取引の電子化

個人消費の場面として「インターネット上でのお買い物」はもう当たり前になりました。数年前までは、こういったインターネット上での消費活動にネガティブな意見や風潮がかなり多かったように思えますが、今、インターネットで本や雑貨を購入・取寄せしたからといって眉をひそめて「そんなの良くない」と言う方はあまり多くないのでは?と思います。(→「ネットショッピングの良し悪し」参照)

同様に、事業間での商取引もネット上で行われる割合は非常に多くなってきています。

■電子手続きが「当たり前」の時代に

「電子確定申告をやって、何のメリットがあるの?」・・・こういう議論は初年度から数多く見受けられました。けれども現在に至っては、そういった議論はもはや「過ぎ去りし過去の経験」です。上記のような周辺事情を考えれば「是か非か?」「得か損か」以前の話になってきていて、「行政手続を電子化する」一環として確定申告を電子手続きにするのは当たり前になりつつあります。

15、6年前、携帯電話を持っていることは珍しかった時代、「固定電話」との競い合いでバッシングされ駅のホームや街中で携帯を使っていることに眉をひそめられたこともありましたが、今どうでしょう?携帯電話を持っていないことのほうが珍しく、当たり前になった今になってもまだ「携帯電話なんてけしからん!」と言うでしょうか?(使い方がけしからん人は多分に見受けますが、携帯電話サービスそのものはもう当たり前ですね?)

■それなのに、なぜ普及率が上がらない・・・?

さまざまなところで「普及率を上げなければ」という、半ば悲痛な叫びにもにた声が上がっているようです。

利用メリットも出てきた。社会情勢も後押しして、もはや当たり前に使えるようになってきている。なのに何故、なかなか普及しない?・・・4年間利用させていただきながら、パソコン・ITの利用者側の実情も見てきたKissyとしては、いくつか思い当たる理由があります。それは・・・次項「普及率、なぜ上がらない?」へ

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