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最終更新日:2007年3月5日

個人事業主として開業 ~その2 開業後は何からはじめる?~

当相談所には「Kissyさん、個人事業主として開業する際、どういうふうに始めたんですか?」というご質問・ご相談も寄せられます。私自身の経験談が他の個人事業主の方へのヒントや手助けになれば、と考え、「個人事業主として開業する際のさまざまな解説」を始めることにしました。今回はその2。

■会社勤めとの根本的な違い

会社勤めの仕事の場合は、会社から求められる職務をこなして、その成果報酬として給料をいただきますが、個人事業主の場合は、根本的に異なります。業績や結果を求められることも、こなさなければならない職務やノルマもない代わりに、保証された給料もありません。だから、「どんな仕事をするか?」「どのくらいの業績を目標とするか?」を決めるのも自分なら、「獲得した収入のどのくらいを自分の給料として、どのくらいを次の投資へ廻すか?」を決めるのも全て自分です。

こういう意味で、個人事業主は、会社が行っている全ての活動を、全部一人でやらなけらばならない、ということになります。これ、言うのは簡単、実行するとなると意外と大変です。なぜって・・・?会社勤めから転身している方の場合は特にそうですが、想像をはるかに超えた幅広い範囲の仕事をこなさなければならないからです。例えば・・・

  • 新規顧客の開拓・開拓した顧客へのアプローチやケア
  • 顧客への(商品やサービスの)アピール・実際の販売活動
  • 売れた商品代金の回収

などなど、これらの仕事を、全部自分で行わなければならない事は容易に想像がつきますね?けれどもコレだけではありません。

  • 商品やサービスの価格決め
  • 経費などの管理
  • 事業の決算や、確定申告などの処理。必要な場合には消費税の納税など納税手続き
  • もし人を雇って給与を支払っていれば、その管理や手続き

など、細かなことを挙げたらキリがありません。しかも、これら全ての仕事は「全て自分で取り決めて行う」というところがミソ。

つまり、これらのさまざまな「事業」にまつわる仕事の、どれからどのように手をつけていくのかも含めて自分で決めなければならないのです。

■とりあえず何からはじめる?

「収入を得る」ために事業を行っている以上、とにかく「収益を得る活動」を行うのが当然です。形態はいろいろあると思いますが広い意味での「販売・営業活動」を、まずは行うべきでしょう。けれどもそれを「どのように行うべきか?」は、ここでは一概に解説できません。

事業の内容や業種・規模によって、「どう仕事を進めればよいか?」は異なりますので、一概にHowTo的なアドバイスはできません。「顧客の開拓」が第一なのか、「製品の製造・製作」を先に行うのか、それともまず「資金繰り」をしてからなのか・・・?それは携わっている事業の内容や状況とにらめっこしながら、ご自分で考えましょう。けれども、そういったHowToとは別に、必ず行うべきこととして、とにかく仕事を始めたら、以下のことを必ず行っておきましょう。

  1. どういう目的で、どのような仕事(あるいは事業活動)を行ったか?
  2. どういう目的で、どのようにお金を使ったか?(あるいはどのようにお金が入ってきたか?)

1.の方は、後々、事業の展開や今後の計画などを決めていくための基本的な資料となります。2.の方は、年度末の決算や確定申告の際の資料となります。

どちらも大変重要な事柄なのですが、1.は決まったやり方や方法などはコレと言ってありませんが、2.にはある程度決まったやり方や方法があります。それが「簿記」です。

■簿記の基本を勉強して帳簿をきちんとつけましょう

この話をすると、開業したばかりの個人事業主の方からはたいてい、「そりゃわかるけど、それってそんなに重要?そんなヒマがあったら営業に出たほうが良くない?」という反論をいただきますが・・・そこは良く考えてください。会社勤めなら経費の決済や決算は経理がやってくれますが、個人事業主の場合は、だれもやってくれません。自分で、しかも必ず1年ごとに決算しなければならないのです。しかも決算処理・確定申告は待ってもらえません。毎年必ず3月15日までに、前年の記録を(1円の狂いもなく帳簿へ記録して)提出しなければならないのですから・・・。

1年の終わりになって、年度の最初の頃の記録をつけ始めても、たいていの場合金額が合わなかったり、何にどう使ったのか?どうして預金残高がその金額なのか?わからないことのほうがほとんどです。年度末になってあわてないように、とにかく日々、帳簿をつける癖をつけていきましょう。

■ちなみに当相談所では・・・

開業前に、相談に乗ってもらっていた税理士さんや知人から、「帳簿つけるのだけはキチンとしておいたほうがいいよ」と聞いていたので、初日からこまごまとつけていたのを覚えています。こういう業種柄、最初から会計ソフト(弥生会計)を導入して、パソコンで記録していました。

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