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最終更新日:2006年3月18日

検証!電子確定申告2006

今年で3年目(3回目)を迎えた電子確定申告。もちろんKissyもまた、電子確定申告を行いました。昨年・一昨年は、電子確定申告の概要や手順などを体験記風にまとめてみましたが、今回は、電子確定申告という行政サービスについて、レポート風に論評してみたいとおもいます。

■電子確定申告というモノ

「確定申告」という名前のついているとおり、電子確定申告は年度末の「確定申告」を電子手続きによって行うもの。個人事業主の方なら毎年2~3月におこなうアレを、パソコン・インターネットを使って受け付けてもらえる、という行政サービス(?というのでしょうか?)のひとつです。

人に聞いたところによると、この電子確定申告が始まった背景には色々な思惑があるようです。ひとつは「E-JAPAN構想」という国の施策方針の一貫として。また、利用率が増えれば、確定申告を「受け付ける」側の手続きも簡略化・省力化できるだろう、という狙いもあるようですが・・・これらはあくまで「提供する側」の理屈であり事情です。いまやモノやサービスは、「利用する側の要望に如何にこたえられるか?」が普及するための最大のポイントとなっている時代に、こういった「提供する側の理屈」だけでは、どんなに国税庁の方々ががんばっても普及しようはずもありません。

そこで、「利用する側の立場から」電子確定申告というモノに、どういう事を期待しているか、を自問自答してみました。

  • 面倒な確定申告が、電子確定申告になれば、とっても簡単な手続きになるかも・・・?
  • 申告が面倒だったから、いままで税理士さんに全部お任せ、だった。電子確定申告なら、自宅に居ながらにして確定申告できちゃうから、税理士への顧問料も削減できるかも・・・?
  • 全部電子データで申告できるんでしょ?これでやっと、領収証を日付順に並べて貼ったり、伝票を仕分けしなくてすむかも・・・・

本当は挙げだしたらきりがないのですが、主だったニーズとしては、「簡単に出来る」「自分で出来る」「紙ベースの手続きから解放される」の3点です・・・ところが初年度、この3つは、すべて期待はずれに終わりました。

■ニーズを反映されていなかった過去2年間

2004年の検証ページでも書きましたが、ハッキリ言って最初の年は「問題外」でした。電子確定申告を自発的に行うメリットは何も感じられず、期待はずれ。それでも「初年度」だったという事で2年目の改善を期待して終わりました。

そして2005年。初年度に比べて、「あ、便利になったな」という部分が多々あり、ある程度評価できるモノになっていました。ただ、それは「初年度に比べて」の話です。例えば受付時間が延長されたとか、そいうった細かい部分での改善でした。

最初の2年間、Kissyが「ニーズを反映していない」と言い切っているのは、上記で挙げたような期待・要望が満たされていないから。確かに電子手続きになって、「確定申告会場へ行って申告する」よりは少しラクになりました。けれども、「少しラク」になった反面、手続きをするための事前準備がかなり面倒。だからプラスマイナス、トータルで考えると、電子確定申告を行って得られるメリットは、今の時点ではユーザー側(=納税者側)には全く何もないのです。

なぜ、これだけ国税庁が取り組んでいる行政サービスなのに、ユーザーにメリットが何もないのか・・・?この点について、何人かの税理士さんとお話をしていくうちに、おぼろげながら見えてきました。

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