Excel 数値の表示形式を設定する
数値の表示形式を設定する・・・?なんだか難しそうなタイトルですが、数値を計算して表やグラフにするのが主目的のExcelではぜひ覚えておきたい基本。
■数値の表示形式って?
右図の表をご覧下さい(図をクリックすると大きな画像でご覧いただけます)
4つのセルはどれも異なる内容が表示されていますが、実際には「1500」という数値を入力しています。つまり、見た目には「1500」だったり、「1,500」「\1,500」だったりしますが、「1500」という数値である事に変わりはありませんね。これは、一番下の1500と比べてみればよく理解できると思います。
字の色が赤いか黒いか、が違うだけで「1500」という数値には変わりがない。この場合、実際にセルに入力するのは「1500」という数字だけで、あとは「書式設定」で文字の色(フォントの色)を赤にしたり黒にしたりするだけです。
この考え方と同様で、1500という数値を「金額として」表示したいのか「桁区切りした数値」として表示したいのか、それとも何もない「ただの1500」として表示したいのか・・・言い方をかえれば「どういう形で表示したいのか」・・・が異なっているだけで「1500」という数には変わりがない、という事になります。
こういう「数値そのものの値や内容」に関わらない、「見た目の表示の仕方」の事を「数値の表示形式」といいます。この表示形式は、文字や数字の色や大きさ、字体などを設定するのと同じで「入力内容を変えるのではなく、書式を設定する」という方法で設定します。
■「1500」と「\1,500」の違い
上記の説明をもう少しハッキリさせるために、この違いを見てみましょう。下図を比較してみてください。「1500」と表示されたセルと「\1,500」と表示されたセルをそれぞれ確認してみると、上部の「数式バー」にはどちらも「1500」としか入力されていないのが分かります。この2つの表示の違いは「セルの書式設定」を表示して比べてみるとハッキリします。「1500」の方は表示形式が「標準」となっているのに対して、「\1,500」の方は「通貨」となっているのが分かりますね。このように、セルの書式設定の「表示形式」の部分で設定を行うと、入力された数値を、どのような書式で表示するか?を設定する事ができます。
■各表示形式
各セルの数値の表示形式は、文字の色を変える場合と同様に、セルを選択してから「書式」→「セル」と選んでセルの書式設定画面を呼び出して、「表示形式」の項目で設定します(文字の色を変更する方法・セルの書式設定については「文字の色やサイズを変更する」のページをご覧下さい) 表示形式にはかなり色々な種類がありますが、主なものは以下のとおりです(一般的に良く使われていて、あまり難しくない内容のものだけ取り上げています)
標準
入力したものをそのまま表示します。「1500」と入力したら「1500」とそのまま表示されます。
数値
入力された数値を「数値」として表示します・・・当たり前のような気もしますが、この項目を選択して、例えば「桁区切りを使用する」をチェックしておくと、「1500」と入力すると「1,500」と表示されるようになります。つまり自分で「,」を入力する必要がないのです。
また、小数点以下の桁数を設定することも出来ます。例えば「2桁」にしておくと、「1500」と入力すると「1,500.00」のように小数点第二位まで表示するようになります。特に数値をたくさん表示したり集計する際にはこの表示形式が便利だと思います。
通貨
入力された数値に対して、「通貨記号(¥や$などのマーク)」をつけて表示します。この表示形式では、自動的に桁区切りをします。また、数値と同じく、小数点以下の桁数を設定する事も出来ます。
会計
通貨と似ているのですが、「会計」関連の書類などを作成する場合に便利。小数点の位置と、「\」などの通貨記号をそろえて表示します。1マス分だけこの書式にしてもあまり効果はないのですが、タテにズラっとならんだ数値に対してこの書式を設定すると、特に金額(会計)の計算の場合にはとても見やすくなります。
文字列
入力した「数値」を「文字」として扱う表示形式。「数値」として扱わないので、セルの中で右揃えにならずに左揃えになります。
このほか、表示形式には「日付」「時刻」「パーセンテージ」などの表示形式もあります。また、「表示形式」そのものを自分で独自に作る事の出来る「ユーザー定義」というのもありますが、このページでの説明は省略いたします(「初歩的な事を理解する」という目的からすると、すこし難しい感じがするからです)。日付と時刻の表示形式は、今後別のページで解説していきます。