SUM関数の書き方・使い方(Excel2000~2002)
Excelの関数の中でも、たぶん最も良く使われ、そして最も基本的な関数の一つ「SUM関数」の書き方・使い方
■簡単にやるならオートSUMだけど・・・
あるセルからあるセルまでの範囲の合計を出す・・・「合計」を計算させるのに最も適した関数が「SUM関数」です。SUM関数を簡単に使うなら、右図のようにオートSUMの方法を知っていればOKですが・・・
複数の範囲を飛び飛びで合計したり、表の一部分だけを合計する、などの処理はこの機能では行えません。これは、オートSUMという機能が「SUM関数」の最も基本的な合計方法を自動で関数化するだけだからです。
けれども、「SUM関数」の書き方・使い方を詳しく知っていれば、それだけでかなり複雑な計算もできます。このページでは、「オート」機能に頼らずに、きちんとSUM関数を書く方法と、使い方などを解説していきます。
■SUM関数の基本
SUM関数は基本的に、
=SUM(〇,△,□・・・)
と書いて、( )の中の〇、△、□を全て合計する、という機能を持っています。だから、例えばC3セルからC5セルまでを合計しようと思ったら、
=SUM(C3,C4,C5)
と式を作ればよいことになります。けれどもこれでは不便。もし、C3~C300までを合計しなければならなかったら・・・
=SUM(C3,C4,C5,C6,C7・・・・・・,C300)
と、やたらに長い数式になってしまいます。
■連続する範囲は〇〇:〇〇と先頭と末尾を書くだけ
合計する範囲が広くて、一つ一つ書ききれない場合は、右図のように先頭と末尾を「:」で結ぶような形での記述ができます。
=SUM(E6:E15)
このSUM関数の意味は、E6~E15までのセルの数値を全部合計しなさい、と言う意味になります。つまり、「E6:E15」という書き方で、「E6セルからE15セルまで全部」と言う意味になるのです。
この書き方なら、合計するセルの数がいくつあっても、連続していれば「〇〇:〇〇」と書くだけでOK、という事になります。
■タテ・ヨコの範囲を指定できる
「〇〇:〇〇」という書き方は、縦一列、横一列だけではなく、タテヨコに広がる範囲を指定することも出来ます。右図のように、縦3列、ヨコ10行の範囲を合計するには、一番左上のセル番号と、一番右下のセル番号を指定して、
=SUM(C6:E15)
のように書きます。
■不連続(飛び石)の範囲を合計するには?
右図のように複数の「連続していない範囲(黄緑色のセルの部分)」を合計するには、「〇〇:〇〇」というのを「,(カンマ)」で区切って書きます。
=SUM(D6:D15,F6:F15,H6:H15)
のように書きます。このSUM関数の意味は、「D6~D15と、F6~F15と、H6~H15の範囲を全て合計しなさい」という意味になります。
区切って書く範囲は、同じ大きさの範囲でなくてもかまいません。セル一つでもOK。だから、例えば
=SUM(A2:B5,C3,D3:E6)
などのように指定して合計することも出来るわけです。
■応用次第で、かなり複雑な合計を行うことが出来ます。
SUM関数の( )の中に指定するのは、セル範囲でなくてもかまいません。数式を直接書くことも出来ます。右図のように、20%値引き(0.8を掛ける)と15%値引き(0.85を掛ける)の計算を、それぞれ足すことも出来ます。
=SUM(C6*0.8,F6*0.8,G6)
さらに、SUM関数どうしを足したり、引いたりもできます。右図のように、20%値引きの金額の合計と、15%値引きの合計をそれぞれSUM関数で計算して、それを「+(プラス)」でつないで足す、という計算式も書くことが出来ます。
=(SUM(C6:C10)*0.8)+(SUM(E6:E10)*0.85)-G6
(ちなみに上記の式は、+でつなげる替わりにさらにSUM関数を使って以下のように書くこともできます)
=SUM(SUM(C6:C10)*0.8,SUM(E6:E10)*0.85)-G6
いかがでしょう?たかがSUM関数・・・「合計だけなら簡単だよ」と思っていた方、意外と奥が深いと感じられたのではないでしょうか?・・・たかがSUM 関数、されどSUM関数。小難しい高度な関数をたくさん覚えるよりも、このように初歩的な関数を徹底的に使いこなせるようになった方が、実務には役に立つこともあるかもしれません。