Excelで計算したい
表「計算」ソフトと言うくらいだから、「計算」してなんぼのソフトのExcel。じゃあ実際に「計算」ってどうやるの?・・・という事を説明するテキストです。
■目標は「売上金額表」
このページでの目標は、右のような表を作れるようになること。特に計算をさせるための方法を覚えていただくことです。(罫線の引き方や日付の入力などについては、別のテキストで解説いたします)
ポイントは1点だけ。右図の表はお弁当屋さんを想定して1個800円の日替わり弁当の販売記録を表にしたもの。単価のセルは全部800円です。販売個数は当然毎日違うので、その日その日で入力していくのですが、販売個数が分かれば、「販売個数×800円」で売上金額が計算できます。この「販売個数×単価 (800円)」の計算をExcelにさせた結果が売上金額のセルなのですが、この「売上金額」を自動で計算させるためには、どうすればよいか?を理解していただくところがポイントです。(図をクリックすると大きな図でごらんいただけます)
右図で説明している実際のExcelファイルをダウンロードできます(圧縮ファイルです)→ダウンロード
■とりあえず、入力する文字や数値を打ち、表を作りましょう
右図のように、Excelシートを新規作成して白紙の状態から、各セルに文字を入力していきます。
ちなみに、「目標」として示した上の図は、ご覧になる方に見やすいように、各セルの高さを高くして作ってあります。通常そういったセルの高さを変えたりしないで作り始めると、右図のような感じになります。
文字や日付が入力できたら、見やすいようにセルに罫線を引いておきましょう。「目標」の図に近づけるのなら、各行の高さを少し高くしておきます(この操作は、このページの説明の要点とは関係ないので、飛ばしていただいてもOK)
■入力が完成した表は、「売上金額」だけが空白のままで出来上がります。
右図のように、売上金額だけ空白ですが、とりあえず「表」の体裁は整いました。さあ、ここからが本番。「販売個数」と「単価」から、売上金額を計算させます。
ちなみに、「数量×単価」を電卓で計算して、一つ一つ入力していっても目標の表は出来上がります、見た目の上では。この例くらいの数値や数量、データ量なら、なにも「自動で計算させる」なんてしなくてもすみます。けれども、お店の経営やお仕事などでの実際のデータや数値は、もっと大量のものになりますね。その時に、いちいち電卓はじいて計算していたのでは、効率が悪い上に計算間違いなどのミスも発生します。そういったムダ・ムラ、そしてムリを解消するためにExcelの表計算がある、と考えても良いと思います。(・・・この時点で「なんで小難しいExcelの計算を覚えなきゃならんの?」と疑問を抱かれる方へ・・・)
■計算結果を出す(表示する)セルを選択
計算をさせる手順の最初です。まずは、「販売個数×単価(800円)」の計算結果=売上金額を表示させたいセルをクリックして選びます。例として5月1日の売上金額を計算させます。右図のようにE4セルをクリックして選びます。
「計算結果を出すセルを選ぶ」操作は、何のことはないように思えますが、非常に大切な操作です。省くこともできませんし、別のセルをクリックして選んでいたら、意図した結果になりません。一般のExcel解説本ではあまり説明がないのですが、この部分、よく覚えておくと上達するにつれて効いてくるので、頭に入れておきましょう。(事実、当相談所でご指導させていただいた方の大半は、「まず初めにセルを選んでおく」ことをうっかり忘れて、分からなくなってしまった、という壁に当たってしまっています)計算をさせるためには、まず「セルを選ぶ」こと。
■セルへ計算式を入力します
ここがこのページの最大のポイントです。選択したセルへ、「計算式」を入力します。計算はとても単純。販売数量×単価(800円)なのですから、15×800で、結果は12,000となります。実際の入力では、キーボードの入力モードを「半角英数字」にしておきます。その上で、キーボードで
=C4*D4
と入力します。(右図は入力途中の様子です)入力して「Enter」キーを押すと、その時点で操作は完了。E4セルには「\12,000」と表示されていると思います。
この計算式の意味は、
= : 以下の式を計算して結果を表示しなさい
C4 : C4セルに入力された数値を参照
* : 「×(かけ算)」を意味する記号
D4 : D4セルに入力された数値を参照
という意味です。つまり、「=C4*D4」とは、「C4の数値とD4の数値を掛け算して結果を表示しなさい」という計算式になるのです。このように、選択したセルに計算結果を表示させるためには、「=(イコール)」と前置きして、計算する内容を数字と計算記号で入力する事になります。
■後は同じことの繰り返し
E4セルができたら、あとは同じことの繰り返しです。E5セル・E6セル・・・と同様の操作を繰り返せば、各日付ごとに売上金額が自動計算されます。
■ポイントは「=」
上記の説明で分かるように、計算は「計算式」を入力することで自動的に計算されます。だから、計算式さえきちんと入力できれば、どういう計算でもできる、というわけです。例えば応用編として、上記の売上金額に、消費税(5%)を外税で5%乗せた金額を計算させたいのなら、「=C4*D4*1.05」と最後に1.05を掛ければ消費税込みの値段が計算されます。計算式を入力する上での注意事項は2つだけ。
- 必ず初めに=(イコール)を入力すること
- =(イコール)を入力しないと、いくら式を入力しても何もしてくれません。入力し忘れて「C4*D4」とだけ入力するとそのまま「C4*D4」と表示されてしまうのでご注意を(逆に言えば、「=」と入力することで、コンピュータが「ここから先は計算式なんだな」と理解してくれる、とう分けです)
- 計算記号・セル番号は必ず半角英数字で
- 計算式の入力は必ず半角英数字で行うこと。(計算式を応用するようになると、式の一部にひらがなや漢字などの全角文字を使うこともありますが、普通に数値を足したり引いたり掛けたり、という計算では、半角英数字を使うこと。「*」とか「=」が全角文字になっていると、計算はされません。
■備考
上記の計算式の入力のときに、C4 が15で、D4 が800だから、「=15*800」と入力しないように注意しましょう。これでも式としては誤りではないので正しく12,000と表示されるのですが、これでは、C4に販売個数がいくつと入力されていてもいつも「15個」として計算してしまうことになります。これでは後々、C4セルの数値を直すときに、いちいちE4セルの計算式も直さなくてはならなくなりますので、「自動で計算させる」意味がありません。「=C4*D4」とすることで、「C4と、D4に数値がいくつと入っていても、とにかくそれらを掛け算する」という意味になるのです。
「単価」のセル(D4)には、「\12,000」と表示されていますが、これは「\」を入力してその後「12,000」と入力したわけではないので、この点も注意を。ここは単に12000と入力して、セルの書式設定で「\12,000」という書式に整えてあるだけです。(\を入力してしまった場合には、「=C4*D4」と入力すると、エラーになってしまいます。 (セルの書式設定についての説明は「数字の表示形式」のページをご覧下さい。
上記の説明では、「一つのセルの計算式を入力できたら、同じように他のセルも計算式を入力」と説明していますが、実際の操作では、2つ目同じ計算の仕方のセルをいちいち入力はせずに、1つ目のセルの計算式をどんどんコピーしていく、という操作を行います(何十回も同じ入力するなんて、やっぱり効率悪いですからね)
このページでは、Excelの計算式だけに絞って説明をしました。それ以外の罫線・セルの書式・行の高さなどについては、それぞれ別のページで説明しておりますので、そちらをご参照下さい。