ファイルって何?
パソコンを使っていて、良く耳にする「ファイル」・・・なにそれ!?・・・ということが、初心者の方には多いと聞きます。そもそも「ファイル」ってなに?の解説です。
■定義は「ひとまとまりのデータ」
当相談所でよく利用する「アスキーデジタル用語辞典」によると、「ファイル」とは「ワープロソフトで作った文書やペイントソフトで描いたグラフィックなど、ひとかたまりのプログラムやデータのこと。データはすべてファイル単位でハードディスクやフロッピーディスクといった記録媒体に保存し、この単位でディスクのデータを管理する。ファイルには、文字データだけのテキストファイルと、それ以外のバイナリファイルがある。」だそうです。
■ピンとこない方のために・・・
Excel(表計算ソフト)を例にとって説明してみましょう。
Excelを開くと右のような画面が立ち上がります。この画面、よく見ると、右上に「×」「□」「_」のマークの内側に、もう一組、同じようなマークが並んでいることに気づかれると思います。このマークの真ん中「□」が重なったようなマークをクリックしてみてください。すると・・・
右のような状態になります。今まで画面いっぱいに表示されていたワークシート(マス目)は、右のように、グレーの画面の中に小さく収まってしまいますね。
この、小さく収まった部分・・・ひとまとまりのマス目(ワークシート)のことを、ファイル(正確にはExcelファイル)」と呼びます。
つまり、Excelという表計算機能のソフトが、扱うことの出来る「ひとまとまりのデータの集まり」=「右図のようなひとまとまりのシートの集合」=「ファイル」です。
上記の説明は「Excel」を例にしましたが、これはExcelだけの話ではなくて、パソコンで取り扱うソフトウェアやデータ全般に共通している事柄です。例えばWord(ワープロソフト)でも、ひとまとまりの文書を一つの「ファイル」として取り扱います。
■パソコンでは、データを必ず「ファイル」単位で扱います
パソコンで行うのは、「データを入力する」「入力したデータを処理する」「データを保存(記録)する」「保存してあるデータを呼び出す」などの作業です(扱うデータの種類によって、ワープロだったり、表計算だったり、あるいはメールだったり、写真だったりしますが)。
こういった「保存」「呼び出し」「処理」などは、全て「ファイル」単位で行います。・・・どういうことかというと・・・例えば、Word(ワープロソフト)で、A4で10枚分の文書を作成したとします。これ、A4用紙としては、「10枚」ですが、パソコン上のデータとしては、10枚分を一つの「ファイル」として扱います、という意味です。もし、この10枚分のデータを呼び出して、文章を書き加え、12枚に増やして保存したら、今度は12枚分が一つの「ファイル」として扱われることになります。意図的に別々にしない限り、10枚分と2枚分が、別のファイルになる、という事はないのです。
ちなみに、ここまでの説明では、わかりやすくするために「文書」とか「表」を例にとってそれら一つ一つを「ファイル」と呼ぶと説明しましたが、こういった「自分で作成した文書や表」以外のデータも全て、パソコンは一つ一つ「ファイル」として扱っています。例えば、Excelそのものを動かす仕組み(「プログラム」)も、パソコン上では一つの「プログラムファイル」として取扱って、しかるべき記録場所へ記録してあります。
■「ファイル」には、必ず「名前」がついています。
自分で作成したもの、パソコンにもともと入っているものの区別なく、「ファイル」は全て、固有の「名前」がついています。名前がついている理由は簡単。「保存されているファイルを呼び出すときに、付けられている名前で、ファイルを区別しているから」です。
例えば、WordでA4用紙3枚分の文書を2つ(ファイルを2つ)作ったとします。片方は「上司への報告書」で、片方は「お客様への案内状」として作ったとして、仮にこれを名前をつけずに保存出来たとしたら・・・後から呼び出すときに、おなじA4用紙3枚の文書が2つあって、どちらが報告書で、どちらが案内状なのか、わからなくなってしまいますね(ファイルを呼び出せばわかりますが・・・これが数百種類の文書を作っていたら、もうお手上げでしょう?)・・・こういう場合に区別するために、報告書のほうには「報告書」と名づけ、「案内状」のほうには「お客様案内状」と名づけてつけておく、という事なのです。
なお、保存するファイルは、全て異なるファイル名でなければなりません。「報告書」というファイルを複数保存する、という事は、原則できません。(あくまで「原則」です。例外もあります)
■どこへ保存する?・・・・→「フォルダ」です。
このページの最初から、ファイルを「保存する」「呼び出す」と繰り返し書いていますが、素朴な疑問をもたれる方もいるのではないでしょうか?「保存するって、どこへ・・・?」
ファイルを保存する場所は、物理的にはパソコン内のハードディスクや、あるいはフロッピーディスクなどです。呼び出すときには、これらの装置に記録されているファイルを呼び出すわけですが・・・
パソコンに保存されている「ファイル」というのは、実は膨大な数・量があります。買ってきたばかりの何もしていないパソコンでも、数万のファイルが記録されています。このため、「保存」することは簡単に出来たとしても、あとから呼び出すのはこのままでは大変です。(呼び出す際に、数万もあるファイルの中から一つだけ探し出す、という事になってしまうわけですから)。
そこで、作られた仕組み、考え方が「フォルダ」というものです。要するに、保存しておくハードディスクやフロッピーディスクの中身を、ある決まったルールで区分けしよう、という考え方です。
このページで説明している「ファイルって何?」という話とはまた別の内容ですが、「ファイルってなんだ?」ということをより理解するためには、「フォルダってなんだ?」ということを合わせて理解しておくと良いでしょう。