パソコンの動きが遅くなったのを何とかしたい
パソコンを使い始めて数年たつと、どうしても使い始めの頃よりも動き(反応)が遅くなってきてイライラしてしまうことがあります。そういうときにどうすればよいか?というご相談のアドバイスです。
■動きが遅くなるのはなぜ?
パソコンは、買ったばかりの頃と、数ヶ月~数年使った後とでは、確実に動きは遅くなります。これはいくつか理由があります。専門的な説明は省くとして、分かりやすく言うと
- 使い始めてから累積的に溜まっているデータやファイルなどが多くなったため
- インストールされているプログラムなどが増えたため
- セキュリティなどの累積的な更新によるもの
- パソコンの各パーツ(部品)の消耗・劣化によるもの
- パソコンの性能が、最新のソフトやデータに比べて劣ってきたため
などなど・・・
挙げはじめたらキリがないのですが・・・要するに様々な理由がからみあって、パソコンの反応・動作と言うのは時がたてばたつほど遅く・重くなっていきます。これは、たとえ使っているご本人がよく注意して、ご操作や取扱ミスなどをしなくても、です。
■動作を早くする方法~負荷を減らす~
不必要なソフトウェアをアンインストールする
パソコンを使っていると、意識的にも無意識のうちにも、色々なソフトウェアがインストールされてしまいます。例えば、「インターネットで動画を見る」ためには、何もソフトウェアをインストールしていないパソコンの場合には「インターネットを見る」ためだけのソフト(ブラウザ)以外にソフトが必要になり、たいていの場合インストールされてしまいます。まあ、これはこれで必要なソフトでしょうからやむをえないのですが、実際にパソコンの中身をよくチェックしてみると、使っていないのにインストールされているソフトが結構たくさんあります。こういう、使っていない、不必要なソフトウェアを削除(アンインストール)する事で、まずはパソコンに対する「負荷」が減ります。(特に勝手に起動してずっと動いているようなソフトを削除すると効果が大きい)
常駐ソフトをストップする
パソコンが起動すると、自動で立ち上がってきて働くソフトの事を「常駐ソフト」といいますが、これもパソコンの動きを遅くしている原因のひとつ。例えばデスクトップの画面上に「PCサポート」「トラベル」「買い物」などのマークを出してクリックするとインターネットにつながるソフト(NEC・富士通などの大手ブランドのパソコンによく見られます)を自動で起動しないようにしたり、あるいは本当に必要なければ削除するのも効果的です。
ウィルスソフト・セキュリティソフトを削除する
あまりおすすめは出来ませんが、ウィルスソフトは電源投入時に必ず立ち上がって働くソフトの代表格です。これらを削除すると格段に動きが良くなる場合があります。セキュリティソフトを削除してしまうと、ウィルスやスパイウェアから守ってもらえなくなるので大きなリスクがありますが、例えばプロバイダや電話回線業者などの「オンラインセキュリティサービス」などでセキュリティを強化すれば、ある程度ウィルスやスパイウェアからの被害も避けられます。
必要なソフトの削除や不用意な設定変更にご注意!
ご自分の考えでは「これは使っていない」と思うソフトでも、実はパソコンにとってはなくてはならないソフトだ、という場合もあります。また、設定を変更してしまうと、思わぬ別の箇所に不具合が生じる、何てこともありえます。あまり安易に削除しまくったり、自動起動をキャンセルしたりしないようにしましょう。
■動作を早くする方法 ~性能をアップする~
メモリの増設
上記のソフトの削除や設定変更などは、いわば「マイナス」の対策。速度を上げるのではなくて、負荷を減らす方法なのにたいして、メモリの増設は、「一度に処理できる容量」を増やす事になるので、パソコンの処理速度そのものを上げることになります。当相談所の経験上では、この「メモリ増設」が速度回復・アップには最も効果的だろうと思います。
HDDの交換
ハードディスクドライブ(HDD)を交換して「容量」を増やしても、「処理速度」はあまり向上しませんが、交換することにより、古いHDDよりも回転速度やデータアクセス速度が速くなることで、体感速度が上がることがあります。
※パソコンのソフトやデータなどはハードディスクに収められています。けれども、これらのデータは必ず「メモリ」に読み込まれて処理されますから、「一度に処理できるメモリの容量」が増えることは、=(イコール)「処理速度が上がる」という事になるのです。逆に言うと「ハードディスクの容量」をいくら増やしても、「処理速度の向上」にはあまり効果がないのはこのためです。
CPUの交換
CPU(=パソコンの処理を行う心臓部)を性能の良いものに交換するのも処理速度を上げる手の一つです。けれども、CPUの交換は制約が多く、「カタログ上では交換しても問題ないはず」だったのでやってみたら、実際には交換できなかったとか、交換しても処理速度が速くなったように思えない、という事も多いようです。当相談所ではあまりオススメしていません。
■動作を早くする方法 ~初期化~
少し乱暴ですが、パソコンの初期化(リカバリー・再インストールとも言います)によって処理速度は確実に上がります。累積的なデータの蓄積などを、いったん白紙に戻す事が出来ますので。
ただし、初期化はインストールしたソフトは消えてしまいますし、データなども消去されてしまうので、データのバックアップや、初期化後のソフトのインストールや設定のしなおしを伴いますのでご注意を!
■パソコンパーツの交換や増設は慎重に!
パソコンの処理速度を上げたいために、頻繁にメモリ増設やHDDの交換を行う方もいらっしゃるようですが、くれぐれも慎重に!
パーツを取り付けるマザーボード(基盤)そのものもある意味消耗品なので、あまり頻繁に交換を繰り返したり、あるいは乱暴な取扱で故障を起こすと、結局パソコンを買いかえたり、初期化しなおしたりなどのトラブルにあうことがあります。必ずご自分の責任で、慎重に行ってください。
また、年数のたっているパソコンを、ムリにパーツ交換で性能アップしようとこだわり過ぎないようにご注意を!規格が遭わなかったり適合しないパーツを知らずにつけてしまったりして、故障したり、あるいはさらにパーツが必要になったり・・・などして、結局「それなら新しく買ったほうがよほど安く済んだ」というケースも過去にありました。「どうしてパーツ交換の必要があるのか?」をよく考えた上で行うようにしましょう。