Winny(ウィニー)って何?何が問題なの?
やっぱりこのご相談は最近特に多いです。ここでは、とにかく「Winny」という言葉は聞くけれど、何のことだかさっぱり分からない、という方向けの解説をさせていただきます。
■そもそもWinnyって何!?
「ネット上からファイルをダウンロード」・・・という話や言葉は聞いたことがありますか?これは、インターネットを利用して「ホームページを見る」だけではなく、パソコンで使うソフトや、画像・音楽などのデータを自分のパソコンへ取り込む、ということです。「ダウンロード」そのものは、当相談所でも「ダウンロード」のコーナーで提供していますし、違法でも何でもありません。また、(悪意のない限り)「ダウンロード」したことで深刻な問題やトラブルになることは、普通はありません。また、インターネットを利用してデータをやり取りする、という点では、「メール」とか「メールに写真を添付して送る」というのと、広い意味では同じ理屈です。
Winny(ウィニー)とは、インターネット上で、色々な相手とデータをやり取りするために開発されたソフトウェアの名前のことで、一般的には「ファイル共有ソフト」と言われています。インターネットを単に「ホームページを見る」だけに利用するのではなく、音楽データや様々なコンピュータのデータを送ったり受け取ったりするためのソフトです。(メールソフトとはちょっと違います)
Winny(ウィニー)も、インターネットを利用してデータをやり取りすることには変わりませんが、その「方式」が根本的に異なります。
■インターネットでのデータのやり取り(ダウンロード)
右図(クリックすると図が拡大します)のように、インターネットで通常のデータのダウンロードを行う場合には、あるパソコンからあるパソコンへ直接データが流れます。図ではメールのやり取りのように見えますが、やり取りするデータが「メール」ではなく「音楽データ」や「画像」でも同じです。また、特定の Webサイトからデータをダウンロードしてくる場合・・・たとえば、「エプソンのホームページから、プリンタのドライバをダウンロードする」というような場合でも、エプソンのホームページから直接、データを取ってきます。
■Winnyでのデータのやり取り(ダウンロード)
右図の線のつながり方に表れているように、Winnyを使っていると、「特定の相手」とデータをやり取りするのではなく、「Winnyを使っている(インストールしている)パソコンの全てと自由にやり取りが出来るようになっている」点が、通常のインターネットでのやり取りとは異なります。
また、データのやり取りの経路も、データをダウンロードしたい相手のパソコンと直接やり取りできるわけではなく、他の一般のパソコンを仲介してやり取りします。
問題なのはここのところ。つまり、Winnyを使っていると、「大切なデータをやり取りする際に、関係のない第三者のパソコンからも覗き見できてしまう可能性がある」という点です。
さらにたちの悪いことに、万一第三者に覗き見されていても、やり取りしている本人は気づかない、という点です。
■で、何がまずいの?何が悪いの?
- パソコンにWinny(ウィニー)がインストールされている
- そのパソコンの中に、関係のない第三者に知られては困る、漏れてはまずいデータや情報が保存されている
- インターネットにつないでパソコンを使うことがある
という条件に当てはまっていると、
たとえ「Winny」を使っていなくても、知らない間に機密情報や保護すべき情報が第三者に漏れてしまう恐れがある、という点がもっとも問題です。
さらに、情報が漏れた後、どういう経路で漏れたのか?を調べるのが、ほとんど不可能に近いので、「誰が悪さをしたのか?」が分からない・・・データが漏れた大元は特定できるけれども、それを誰が覗き見していたかがわからない、という点も恐ろしいところ。
これを放置しておくと、「知らない間に自分の会社(仕事)の機密情報や顧客情報が流出して、周りに迷惑をかけることになり、また、自分自身の信用も大きく損なってしまう」ということになりかねません。
■防ぐにはどうしたらよい・・・?
-
「Winny(ウィニー)」と、それに類する「ファイル共有ソフト」を使わない・インストールしない。
- ウィルス対策ソフトをきちんと導入し、常に最新の状態に保つ
- Windowsの更新を行い、Windowsを最新の状態に保つ
- 重要なデータを、不用意に個人のパソコンへ保存したり、許可なく会社や勤務先から持ち出さない
当たり前といえば当たり前のことですが・・・報道で取り上げられている機密情報流出の事件は全て、こういった基本的な対策をしていなかった、という何ともお粗末な原因なのです。「自分のは大丈夫」などと安易に考えないようにしましょう。
特にもっとも大切なのは、一番上の項目、「Winnyをインストールしない」「使わない」・・・もし、インストールされていたら、削除(アンインストール)する・・・ということです。簡単に便利にデータをやり取りできるから、といって、機密情報や重要なデータが漏れてしまうかもしれないリスクを犯すようなマネは、決してしないようにしましょう。・・・Winnyは、知らず知らずの間にインストールされてしまって、本人が気づかずにいる、という事もあるようです。どうしても不安や心配がある場合には、こういった問題に詳しい専門家や、パソコンのメンテナンスをしてくれる業者さんへきちんと依頼しましょう。(宣伝・・・当相談所でも承っています)
■備考
Winny(ウィニー)そのものは、悪意のあるソフトや有害なソフトではありません。
いわゆる「ファイル共有・交換ソフト」というのは、ソフトウェアそのものは悪いものでも、有害なものでもありません。また、「ウィルス」でもありませんので誤解のないようにしましょう。
Winnyを使っていると必ず流出するわけではありません。
Winnyを介してデータを漏洩・流出させるウィルスに感染していなければ、データ流出の恐れは低いようです。だから、頭ごなしに「Winnyは悪い」と決め付けるのはよくありませんが・・・・ただ、「危険だ」と分かっているのに、ちょっと便利そうだからとか、魅力的だからというだけでWinnyを安易に使ったりするのは絶対にやめましょう。
このページでの情報は、Microsoft・シマンテック・All About Japanなどの、いくつかのWinnyに関する解説・情報提供のサイトを参考にして編集しております。
また、このページはどちらかというと「パソコン初心者」を対象に編集・記述しております。理解を促すために、厳密には正確でない表現・記述をあえて選んで記述している部分もございます。もし、表現上「明らかに誤り」という点がございましたら、速やかに訂正させていただきますので、お気づきの方がいらっしゃいましたら、ご指摘いただければ幸いです。