条件に合ったデータの数を数えたい
お客様にDMを発送した後、どういう反応があったか?を記録してExcelで集計表を作りました。
この集計表を元に「問合せのあった人」「注文をいただいた人」などの条件別に人数を集計
したいのですが、その方法がわかりません・・・という、
実際に承ったご相談を元にしたテクニック解説
■目標・結果
右図のような感じ(図をクリックすると大きな画像でご覧いただけます)
DMを送ったお客様の指名・住所・電話番号を一覧表のようにして作り、その一番右側のセルに、
DM発送の結果を入力しました。
- DMを元に注文をしてくれた方には「注文」と入力。
- DMを見て問合せをしてくれた方には「問合せ」と入力
- DMを送っても、なにも反応のなかった方は「なし」と入力
このような表を作るだけなら、Excelでの作表の基本操作でできますね。
要点は右上の(赤枠で囲った)集計部分。
DM返答の欄に「問合せ」と入力された人の人数・「注文」と入力された人の人数を数えて表示したい ・・これがこのページでの解説のテーマです。
■「条件に合ったデータの数を数える」
Excelで売上金額の合計とか、平均とか、そういう集計をしたことのある方には、
一見「そんなに難しい話じゃないんじゃないか?」と思われることかもしれませんね。
けれどもこれ、方法を知らないと意外と難しい。なぜなら・・・上記の表を良く見てください。
数字を集めてきて「合計」しているわけではないんです。
DM返答の欄には数字は書かれていませんね。この状態で「問合せ」が5で「注文」が4、
というのは「合計」しているんではなくて「数えている」のです。
もし「注文と入力されている人だけ数える」というだけなら、「合計」を出すのを応用できます。たとえば、右図のように、
- さらに右側のセルに「注文」と入っているセルだけ「1」と入力
- このセルを合計する
これで合計して出た数値が「注文」の件数になります。同様にして、またそのさらに右側に、
「問合せ」の場合だけ「1」と入力して・・・とやれば、いくらでも「1」を合計していって、
その合計値が「件数」だ、という事にすればOKですが・・・これでは、解決になりません。
例として右図のような少ない人数の表を作ってありますが、実際のDMなどでは、人数も多くなりますし、
場合によっては、「商品A注文」「商品B注文」などのように、集計する項目数も多くなる可能性があります。
■カウント関数を使います
では実際にはどのようにやっているか?・・・「カウント関数」を使います。
数値の集計をするのなら「SUM」や「SUMIF」などの集計関数を使いますが、「数を数える」場合には
「カウント関数」です。実際には右図のように式を書いています。
問合せの数のセルの部分に
=COUNTIF(F7:F20,"問合せ")
と入力します。
これは、「F7~F20までのセルで"問合せ"と入力されているセルの個数を数えて表示しなさい」
という意味の式です。このように「COUNTIF」という関数を使えば、ある条件に当てはまるセルの
個数を数えさせることが出来ます。同様にしてその下の「注文」のセルもCOUNTIF関数で式を作っています。
このセルには「=COUNTIF(F7:F20,"注文")」という風にかかれています。つまり、条件が「問合せ」
ではなく「注文」と変わっているだけ。
このようにして、COUNTIF関数は
=COUNTIF(〇〇〇〇,****)
と言う書き方で「〇〇〇〇」の範囲のなかで、「****」という条件に一致するセルの個数を数える、
という機能を持っています。この機能をうまく使うことによって、住所録や何かのリストの中から、
特定の条件に当てはまるデータの件数を数える、という事が可能になります。
■注意事項と応用
注意すべきことは条件の書き方とデータの入力の仕方。「問合せ」と書かれているセルの数を数えるためには
「=COUNTIF(〇〇〇〇,"問合せ")」と書きますが、これは「問合せ」と書かれているセルだけを数え、
「問い合わせ」とか「問合」と書かれているセルは数えません。だから、データ入力のときに「問合せ」
と書いたり「問い合わせ」と書いたりすることの内容に注意する必要があります。
こういうちょっとしたミスを防ぐ方法として、右図のような応用もできます。
- DM返答の部分を「数字を入れる部分」と「問い合わせ・注文のように表記する部分」の二つをつくります。
- 「なし」を1、「問合せ」を2、「注文」を3と決めて数値を入力します。
- 問合せの数のセルのCOUNTIF関数を
=COUNTIF(F7:F20,2)
と入力します。
同様に注文の数も条件を「2」として入力すれば、データ入力の際には、「1」「2」「3」と入力していくだけなので、ミスを少なく出来ます。
■これが唯一ではありません
上記のようにCOUNTIF関数を応用して、条件に合ったデータの件数を数えることができますが、
方法はこれが唯一絶対、ではありません。別の関数や考え方でいくらでも方法がありますので、
もしがんばって覚えてみよう、というのなら、これ以外の関数もトライしてみてください。
参考までに・・・ DCOUNTA関数やDSUM関数などを応用すれば上記と同様のことができます。
■備考
注意事項と応用のところの図で1、2、3・・と数値を入力したセルの右側に表記してある「なし」
「問合せ」などの表記も別の関数(CHOOSE関数)を応用しています。
これについて知りたい場合は「数値に対応して商品名を表示したい」を参考にしてください。